2014年1月17日金曜日

[メモ]China Medical Board(CMB)と戦後日本の医学図書館

http://mobydickanchor.blogspot.jp/2013/05/china-medical-boardcmb.htmlhttp://mobydickanchor.blogspot.jp/2013/12/cmb.html
に続いて、CMBネタ。
主に各図書館のホームページに記載されている沿革を基に、時系列、大学別にまとめた。

1959年

大阪大学中之島図書館

11月竣工。(医学図書館 10(1-2),p13; 1963 http://dx.doi.org/10.7142/igakutoshokan.10.3 )

1961年

東京大学

現在の医学図書館は、ニューヨークの財団法人チャイナ・メヂカル・ボード(China Medical Board of New York, Inc.)、国費そして医学部・薬学部の関係者や各方面からの寄付金によって建設され、1961年11月3日(文化の日)に東京大学医学部創立百年記念の最大事業のひとつとして開館することになりました。
竣工式には300名を越える参列者が集まり、当時アメリカ大統領であったケネディ氏から緒方富雄館長への祝辞が発表されるなど非常に盛会に行われました。
 医学図書館が建設される以前は、図書が教室別に分散しており管理が集中化されておりませんでしたので、利用に不便であり運営にも無駄が多く効率的ではありませんでした。
そのような状況下で、本学部教授会はチャイナ・メヂカル・ボードから本学に「日本でのモデルとなる近代医学図書館」を建てるための建設費の半額(上限25万ドル:約9千万円)を寄付しても良いという厚意ある申し入れを受諾することになりました。
( http://www.lib.m.u-tokyo.ac.jp/lib/enkaku.html

慶応義塾

1961
-

図書館内部改装工事が計画され、China Medical Board of New York, Inc. (CMB)から5万ドルの財政援助がおくられる


九州大学医学図書館

36年2月、書庫増築。(医学図書館 10(1-2),p22:1963 http://dx.doi.org/10.7142/igakutoshokan.10.3 )

1962年

札幌医科大学

昭和37年9月     CMBより増改築費として援助を受けた増築工事落成(37.6.1着工)
( https://infonavi.sapmed.ac.jp/jpn/summary/information/146/ 
 医学図書館 10(4), P77-84:1963  
http://dx.doi.org/10.7142/igakutoshokan.10.77

兵庫県立神戸医科大学(現・神戸大学医学分館)

当館は、昭和37年6月、China Medical Board of New York の寄付金と兵庫県の予算で兵庫県立神戸医科大学の図書館として建設されました。

1963年

長崎大学医学部分館(現:医学分館)

昭和38(1963)年3月、医学部基礎研究棟2階に医学部分館(閲覧室および書庫)竣工。
( 医学図書館 10(6),p175-178:1963 
http://dx.doi.org/10.7142/igakutoshokan.10.175 )

1965年

京都大学医学図書館

京都大学医学図書館は、1965(昭和40)年、文部省からの交付金のほか、China Medical Board of New York、藤原記念財団、ロックフェラー財団から寄附を得て、医学部の各教室図書室の図書と雑誌を集中化することを目的として建設されました。
( http://www.lib.med.kyoto-u.ac.jp/history/gaiyou.html )

CMBとの関連が見つからなかった例

名古屋大学医学部分館  http://www.med.nagoya-u.ac.jp/medlib/guide/index.html
北海道大学医学部図書館 http://www.lib.hokudai.ac.jp/med/information/

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