2011年4月5日火曜日

大学図書館新入生ガイダンスお知らせまとめ

GoogleReaderに登録している各大学図書館のお知らせRSSから。


・名古屋大学
04/01 〔情報リテラシー〕 レポート書き方講座: "5月18日(水)"

・筑波大学

・神戸大学
・九州大学
新入生 大学図書館活用セミナー
留学生向け図書館ツアー(りゅうがくせいむけ としょかんツアー)

(2011.4.6追記)
・岡山大学
新入生向けオリエンテーションのお知らせ



・琉球大学
図書館オリエンテーション開催中!

・北海道大学
図書館利用ガイダンスのご案内(本館・北図書館)

・京都工芸繊維大学
図書館10分ガイダンス 4月7日(木)、8日(金)開催します
10分ガイダンス、ネーミングがいいなあ。気軽で。


(2011.4.22追記)
・岐阜県立看護大学

・岡山大学

・多摩美術大学

・武蔵大学

2011年4月3日日曜日

大学図書館で働き始めた人が調べておくといいかもしれないこと

図書館情報学以外の点で、経験上書いてみる。

勤務する大学の概要を読む。
大学の歴史や学内者・学外者向けの公開されている情報をチェックしておく。
学外者から聞かれることもあるし、基本知識として押さえておくと後あと便利。

大学のホームページを読む。
概要と同じだが、定期的なニュースもチェックしておくと便利かも。
特にアクセス、キャンパス案内は重要。

教員の名前と写真が載っているパンフレットがあれば、常備する。
なかなか先生の顔と名前を一度に覚えることはできないが、覚えておくと窓口対応は特に便利になる。

生協・売店に行ってみる。
書籍コーナーがあれば品ぞろえをチェック。図書館よりも学生が実際に買っている本をそろえているはずなので。

大学近辺の店をチェックする。
飲食店、コンビニ、銀行、郵便局、書店。
どこにあるか。どうやって行けばよいか。

同じ自治体にある大学・公共図書館を把握する。
全体の中で、自館の位置づけが分かってくる。
自館に所蔵がないときに、近場で入手できないか確認する。ILLより直接行った方がよい場合もある。

    2011年3月17日木曜日

    震災における医療支援のための医療情報支援まとめ

    EBSCO社提供臨床系ツール(無料)
    【医師向け】臨床EBM診療サポートツール DynaMed
    【看護師向け】臨床看護情報リファレンスツール Nursing Reference Center
    【患者教育支援】患者教育支援ツール Patient Education Reference Center
    http://www.ebsco.co.jp/earthquake/311evidence.html

    コクランライブラリー(無料)
    http://www.thecochranelibrary.com/view/0/index.html

    UpToDate(無料)
    http://www.uptodate.com/

    ”Japan Earthquake, Tsunami, and Radiation Event - March 2011”(NLM、無料)
    http://sis.nlm.nih.gov/dimrc/japan2011.html#a0

    医中誌WEB(申請により無料提供)
    http://www.jamas.or.jp/news/news26.html

    2011年3月13日日曜日

    非被災図書館のILL屋ができること

    自分ができること、これから通常業務で行なうべきこと、留意すべきことを自分のためにまとめました。


    おそらくNACSIS参加館で被災していない館への依頼が増加するはず。大学は基本的に暇な時期ではあるが、医学系はあまり関係ない。むしろ、増加すると見てもいいのではないか。



    自戒
    当然のことであるが、文献を必要としている利用者は被災地に限らないこと、非常事態ではあるが通常業務もおろそかにしてはいけないことも肝に銘じること。
    できる限り冷静に対応すること。


    依頼業務
    1. 依頼は、関東以南にする。
    2. 所蔵館が以北にしか見当たらない場合、海外に所蔵がある場合は海外に。
    3. 海外にない場合は依頼者に「依頼文献は、○○図書館に所蔵があるようですが、現在東日本大震災の影響により依頼ができないこと」を伝えて、キャンセルする。
    受付業務
    1. 関東以北からの受付の場合はDDS優先。
    2. 可能であれば電話回線・物流の負荷軽減のためにFAX・郵送もDDSに切り替えて発送する。
    NACIS-ILL情報 http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/

    発送に関して

    • 被災地への郵送物は1週間から10日程度の大幅な遅延が発生する様子。
    • 東北6件および茨城県はゆうパック、メール便ともに集荷・配達停止中。
    • 宮城、岩手エリアを中心に固定電話が使用不能。よってFAXも。
    • 宮城県全域、岩手県・福島県の一部で停電中。DDSも不能。

    日本郵便(普通郵便、ゆうパック)東北地方太平洋沖地震による郵便物の送達遅延等およびゆうパック等の引受けの停止について(3/13 17:00現在)

    2011年2月16日水曜日

    医中誌Web バージョンアップのお知らせ

    医中誌Web バージョンアップのお知らせ: " 新バージョン「Ver.5」は、4月11日(月)公開予定です。バージョンアップは段階的に実施し、第二弾のバージョンアップは、7月を予定しています。なお、新バージョン「Ver.5」公開後も、従来のバージョン「Ver.4」は当分の間、並行してご提供します。Ver.4のクローズは、8月末を予定しています。"

    インターフェース大幅リニューアル。
    新年度のガイダンス資料要差し替え。

    2011年1月26日水曜日

    ”Goodbye PubMed, hello raw data”を和訳してみた

    英辞郎+Yahoo翻訳+自分の解釈が入ってます。あしからず。

    原文はこちら
    出典→BMJ 2011; 342:d212 doi: 10.1136/bmj.d212 (Published 12 January 2011)

    PubMedにさよならして、生データに向かう

    昨年の新型インフルエンザのパンデミックが終息した。ありがたいことに、これは予想よりも少ない患者と死者だった。今年の季節性インフルエンザの流行は北半球周辺である(p134)。インフルエンザワクチンの入手に関する英国の問題は解決されたようだが、私の関心は今年の抗ウイルス剤への関心の低さだ。

    ノイラミニダーゼ抑制剤がWHOによってインフルエンザ予防の重要な方法で販売促進され、オセルタミビル(タミフル)が、世界中の政府によって大量に備蓄されたのを覚えているだろう。
    この薬は、幅広い範囲でかつ容易に利用できるようになったが、未使用ものが大量に残っていた。その効果について重大な疑いが起きたのを思い出すだろうか。

    2009年の終わりに我々は、健常な成人以外の風邪の治療として、抗ウイルス剤のCochrane reviewの最新版を発表した(BMJ 2009; 339:b5106)。
    BMJおよびChannnel 4(イギリスの公共テレビ局)の調査で報告されたように、製薬会社Roche(タミフルの製造元)に早期の検証要求を繰り返していたにもかかわらず、彼らはオセルタミビルが合併症を減少させるという彼らの初期の検証を確認できるのに必要な試験データを提供できなかったことをレビュワーは発見した(BMJ 2009; 339: b5374)。

    今週コクランチームは、Rocheの主張の穴についてthe systematic review enterpriseで説明した(p148)。彼らがRocheから得た不完全な情報は、発表されたオセルタミビルの記録がどれほど不十分かということを証明しただけだった。主要な2つの公開された試験はいかなる有害な事象に触れていないが、Rocheによる部分的な研究報告書は10の深刻な事象を載せており、そのうちの3つはおそらくオセルタミビルによって分類されたものだった。苦労して、業界と非業界の試験を漁り、彼らは、BaselにあるRoche本社がリストに載せていなかったRoche上海による1つの大規模試験を発見した。
    規制された文書を調べることで、彼らは、オセルタミビルの最も大きな第3位相試験(未発表)が調整された文書ではほとんど触れられないことを知った。

    これからは、彼らが言うには、レビュワーは未発表の試験だけではなく、出版の偏りについての懸念は常に焦点になるが、ピアレビュー誌に発表されたすべての未発表のデータにもアクセスできるようにする必要がある。レビュワーは、全体の試験計画を評価する必要があるので、新しいツールや方法が必要だ。試験報告が不完全な場合、レビュワーはthe drug regulatorsからレポートに目をむけなければいけない。Cochrane reviewの筆頭著者であるTom Jeffersonが我々に言ったように、「これはPubMed、EMBASEへのさよならだ」

    レビュワーは、Cochraneサイトにこのレビューのための新しいスタイルの議定書を掲載した。そして仕事の巨大さを受け入れて、それほどのタスクが伴うかを記録している。
    しかし、それはそのような英雄的なアプローチはヘルスケアの全体で支えられないということと、研究社と監査機関によって資源の制約が与えられるということは誰にでも明らかでなければならない。
    試験からの生データは自由に入手されるべきだということが、唯一の真の解決方法のように見える。

    An-Wen Chanが彼のeditorial(p.117)で同意したように、ジャーナルはこの現象を行わせるという明確な役割を担っている。医学雑誌編集者国際委員会まで数ヶ月。これは、委員会の議題になるだろう。