2012年7月29日日曜日

日本図書館史について調べるには

とりあえずこのへんは抑えておくべき?

図書

図書・図書館史,佃一可編集 ; 佃一可 [ほか] 共著,(現代図書館情報学シリーズ / 高山正也, 植松貞夫監修, 11)樹村房, 2012.4
http://ci.nii.ac.jp/ncid/BB09095346

Webサイト

図書館史勉強会@関西 関西文脈の会
http://toshokanshi-w.blogspot.jp/

各団体の沿革

日本図書館協会の歴史(日本図書館協会)
http://www.jla.or.jp/jla/tabid/226/Default.aspx

国立国会図書館小史(国立国会図書館)
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/outline_history.html

JMLAの紹介(日本医学図書館協会)
http://plaza.umin.ac.jp/~jmla/ass/index.html

日本病院ライブラリー協会:パンフレット(日本病院ライブラリー協会)
http://plaza.umin.ac.jp/~jmla/ass/index.html

専門図書館協議会とは(専門図書館協議会)
http://www.jsla.or.jp/about/mokuteki.html

2012年7月21日土曜日

Mendeleyで日本語文献・図書をインポートしてみた

Mendeleyを今更ながらインストール、登録して使い始めて色々と分かってきたことをメモ。

インポート元として試してみたのは以下の3サイト。

  1. CiNiiBooks http://ci.nii.ac.jp/books/
  2. J-STAGE https://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja/
  3. 国会図書館サーチ http://iss.ndl.go.jp/

1は普通に連携しているのでデータのインポートはらくらく。ワンクリックでOK。

2は一度RISかBibTexの形式をDLしたあとファイルを開いてインポート。
書誌情報にURLが入っていないのでDOIをコピペしてデータ追加した。本文ファイルも同様。

問題は3。DC-RDFで出力というリンクがあったのでrdfファイルをDLしてインポートしようとしたが、全然だめ。逃げ道としては、CiNiiBooksへ一旦飛んでインポートするという方法が考えられるのだけど、NDL-OPACからCiNiiBooksへの遷移が激しく使えないので現時点ではそれもできない。
(NDLのタイトル情報のデータをCiNiiBooksのタイトルのフォームへそのままぶち込んで検索をかけているようなのだけど、NDLのタイトル情報には著者名などCiNiiのタイトル検索ではノイズになるデータが入っているのでヒットしない。)

ただNDLはRefWorksには対応しているのでRefWorksを利用できる人は一旦Refworksに書誌情報をDLしたあとMendeleyに飛ばすという方法もありかも。
私はRefWorks持ってないのでできませんけど。


ちなみに筆者はあまりMendeleyに関するオンライン上の記事は読まないで適当に使っているんだけど、それでもこれくらいは使えてしまった。という点がすごいかな。


とりあえずNDLの中の人にはもうちょっとがんばっていただきたいと思います。

2012年7月8日日曜日

井上 浩一 (著) ,私もできる西洋史研究―仮想大学に学ぶ,大阪市立大学人文選書, 2012

先日購入した本が非常に良かったので紹介。


・私もできる西洋史研究―仮想(バーチャル)大学に学ぶ (大阪市立大学人文選書) 井上 浩一 amazonリンク CiNiiBooksリンク

ここ数年では「病院図書室デスクマニュアル CiNiiBooksリンク 」クラスに素晴らしい。

この本はタイトルを見れば分かる通り、

  • 西洋史に興味がある一般市民
  • 大学で歴史を専攻している1,2年生

向けである。


だが舞台を「バーチャル大学」に設定し、著者の授業風景を1年から4年までダイジェストでなぞることができるため、

  • 初年次教育を担当することになった大学教員
  • 初年次教育に関わる大学教職員
にとっては授業の進め方や文献検索の指導法、図書館(および司書)の活用にたいへん参考になる。


特に前半部分の「レポートの書き方」については、どうやってプロットを立てていけばよいのか、文献の管理方法等についてもかなり丁寧に書かれているので、歴史専攻以外の大学生にもオススメしたい。

バーチャル大学HPトップ画面バーチャル大学HP
(レポートの書き方や文献検索方法に関する資料が公開されている。)



いくつかツッコミ&補足。

p73で文献検索ツールをいくつか紹介しているが、「本の情報を探す」場合にCiNiiBooks、「全国の大学図書館を探す」場合にはWebcatを紹介している。
CiNiiBooksはWebcatの後継サービスという位置づけであり、来年3月末にサービスを終了する予定のため、重版がかかった場合はこの項目については修正が必要なのではないか。

単にCiNiiBooksの所蔵館検索に不満があるからWebcatを紹介しているだけなのかもしれないけれど。


また、歴史学の世界はまだまだ情報源のメインが紙媒体の史料なので、他分野の研究方法については他の資料を漁るべきだと思う。

2012年7月1日日曜日

主な文献管理ツールの比較

文献管理ツールの比較、既に色々な場所でされていますが自分用に。
EndNote
Desktop
EndNote
Web
Refworks Mendeley Papers
価格\52,290
学生版あり。
機関契約
(Desktop版を
持っていれば利用可能)
機関/個人契約無料
有料オプションあり。
€59 / $79
対応OSWin/Mac問わない問わないWin/Mac/LinuxMacのみ
日本語
インタフェース
×××
本文PDF添付×
(Desktop版(X5)を
持っていれば◯)
PubMed連携
医中誌Web連携××

ざっと比較してみての結論は、英語文献しか必要ないという人はMendeleyで十分、日本語文献も管理したい人はEndNoteってところでしょうか。


私は、CiNii・医中誌Webといった日本語文献の方がよく使うので、職場で契約しているEndNoteWebで十分のようです。デスクトップ版は5万もする割には日本語インタフェースじゃないというのは痛い。


しかしEndNoteやRefworksは機関契約なので大学を卒業or異動で契約外の環境になってしまったら使えないので他のソフトを初めから使うという手もありかも。


2012-07-03追記
RefWorksの価格、本文PDF添付を修正。


2012-07-11追記
EndNote Desktopの価格追記。

2012年4月20日金曜日

無料公開されている看護系大学紀要まとめ

リポジトリだけじゃないのが結構あるのでまとめてみるテスト。
気が向いたら追加する。

  • 三重看護学誌(三重大学) http://miuse.mie-u.ac.jp/handle/10076/28
  • 保健学研究(長崎大学) http://naosite.lb.nagasaki-u.ac.jp/dspace/handle/10069/9768/bulletin/
  • 山口県立大学看護栄養学部紀要(山口県立大学) http://www.yamaguchi-pu.ac.jp/index.php?M_ID=1416

2012年4月3日火曜日

医中誌WebとJMEDPlusと最新看護索引Webのちょっとした比較

ガイダンス資料を作ってて気になったので専門図書館No.245っぽい表を作ってみた。
(2012.4.3調べ)

DB名称 医中誌Web JMEDPlus 最新看護索引Web
収録開始年 1983年~ 1981年~ 1987年~
収録誌数 約5000誌 逐次刊行物13,207誌
公共資料・会議録17,385冊
(2012.3現在)
約800誌
収録件数 約788万6000件
(2012.4時点)
約619万件
(2012.03.21時点)
約19万5000件
(2012.3時点)
更新 月2回 月4回 月1回

2012年3月11日日曜日

石井 敦 (著), 日本近代公共図書館史の研究, 日本図書館協会, 1972

最近ちょっと図書館史に興味があって本を探したりしています。
そこでオススメされたのが上記の図書なのですが、Web上にどうも目次情報がない様子(CiNii Books、Amazon、NDL-OPAC)。

で、現物を地元の公共図書館で借りることができたのでメモがわりに目次をここに書いておきます。





石井 敦 (著), 日本近代公共図書館史の研究, 日本図書館協会, 1972
CiNii Books 所蔵情報

目次


I
日本図書館史上に於ける山口図書館の意義 p1-42
1910年の転機 -小松原文相の「訓令」をめぐって- p43-66
黎明期の日本公共図書館運動 -秋田書籍館を中心に- p67-91

II
我が国巡回文庫の頽廃化の歴史 p95-121
中小公共図書館経営論の系譜 p122-152

III
図書館思想の導入 p155-162
自由民権運動と書籍館 p163-179
明治社会主義運動と図書館 p180-219

IV
日本における民衆運動と図書館 p223-238
公共図書館の百年 -活動を中心に- p239-271


主要文献目録 p274-295
公共図書館統計 p296-298
日本公共図書館年表 p299-334 ※明治1年から昭和45年
あとがき p335-343
初出一覧 p344
索引 p345-355