2011年3月17日木曜日

震災における医療支援のための医療情報支援まとめ

EBSCO社提供臨床系ツール(無料)
【医師向け】臨床EBM診療サポートツール DynaMed
【看護師向け】臨床看護情報リファレンスツール Nursing Reference Center
【患者教育支援】患者教育支援ツール Patient Education Reference Center
http://www.ebsco.co.jp/earthquake/311evidence.html

コクランライブラリー(無料)
http://www.thecochranelibrary.com/view/0/index.html

UpToDate(無料)
http://www.uptodate.com/

”Japan Earthquake, Tsunami, and Radiation Event - March 2011”(NLM、無料)
http://sis.nlm.nih.gov/dimrc/japan2011.html#a0

医中誌WEB(申請により無料提供)
http://www.jamas.or.jp/news/news26.html

2011年3月13日日曜日

非被災図書館のILL屋ができること

自分ができること、これから通常業務で行なうべきこと、留意すべきことを自分のためにまとめました。


おそらくNACSIS参加館で被災していない館への依頼が増加するはず。大学は基本的に暇な時期ではあるが、医学系はあまり関係ない。むしろ、増加すると見てもいいのではないか。



自戒
当然のことであるが、文献を必要としている利用者は被災地に限らないこと、非常事態ではあるが通常業務もおろそかにしてはいけないことも肝に銘じること。
できる限り冷静に対応すること。


依頼業務
  1. 依頼は、関東以南にする。
  2. 所蔵館が以北にしか見当たらない場合、海外に所蔵がある場合は海外に。
  3. 海外にない場合は依頼者に「依頼文献は、○○図書館に所蔵があるようですが、現在東日本大震災の影響により依頼ができないこと」を伝えて、キャンセルする。
受付業務
  1. 関東以北からの受付の場合はDDS優先。
  2. 可能であれば電話回線・物流の負荷軽減のためにFAX・郵送もDDSに切り替えて発送する。
NACIS-ILL情報 http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/

発送に関して

  • 被災地への郵送物は1週間から10日程度の大幅な遅延が発生する様子。
  • 東北6件および茨城県はゆうパック、メール便ともに集荷・配達停止中。
  • 宮城、岩手エリアを中心に固定電話が使用不能。よってFAXも。
  • 宮城県全域、岩手県・福島県の一部で停電中。DDSも不能。

日本郵便(普通郵便、ゆうパック)東北地方太平洋沖地震による郵便物の送達遅延等およびゆうパック等の引受けの停止について(3/13 17:00現在)

2011年2月16日水曜日

医中誌Web バージョンアップのお知らせ

医中誌Web バージョンアップのお知らせ: " 新バージョン「Ver.5」は、4月11日(月)公開予定です。バージョンアップは段階的に実施し、第二弾のバージョンアップは、7月を予定しています。なお、新バージョン「Ver.5」公開後も、従来のバージョン「Ver.4」は当分の間、並行してご提供します。Ver.4のクローズは、8月末を予定しています。"

インターフェース大幅リニューアル。
新年度のガイダンス資料要差し替え。

2011年1月26日水曜日

”Goodbye PubMed, hello raw data”を和訳してみた

英辞郎+Yahoo翻訳+自分の解釈が入ってます。あしからず。

原文はこちら
出典→BMJ 2011; 342:d212 doi: 10.1136/bmj.d212 (Published 12 January 2011)

PubMedにさよならして、生データに向かう

昨年の新型インフルエンザのパンデミックが終息した。ありがたいことに、これは予想よりも少ない患者と死者だった。今年の季節性インフルエンザの流行は北半球周辺である(p134)。インフルエンザワクチンの入手に関する英国の問題は解決されたようだが、私の関心は今年の抗ウイルス剤への関心の低さだ。

ノイラミニダーゼ抑制剤がWHOによってインフルエンザ予防の重要な方法で販売促進され、オセルタミビル(タミフル)が、世界中の政府によって大量に備蓄されたのを覚えているだろう。
この薬は、幅広い範囲でかつ容易に利用できるようになったが、未使用ものが大量に残っていた。その効果について重大な疑いが起きたのを思い出すだろうか。

2009年の終わりに我々は、健常な成人以外の風邪の治療として、抗ウイルス剤のCochrane reviewの最新版を発表した(BMJ 2009; 339:b5106)。
BMJおよびChannnel 4(イギリスの公共テレビ局)の調査で報告されたように、製薬会社Roche(タミフルの製造元)に早期の検証要求を繰り返していたにもかかわらず、彼らはオセルタミビルが合併症を減少させるという彼らの初期の検証を確認できるのに必要な試験データを提供できなかったことをレビュワーは発見した(BMJ 2009; 339: b5374)。

今週コクランチームは、Rocheの主張の穴についてthe systematic review enterpriseで説明した(p148)。彼らがRocheから得た不完全な情報は、発表されたオセルタミビルの記録がどれほど不十分かということを証明しただけだった。主要な2つの公開された試験はいかなる有害な事象に触れていないが、Rocheによる部分的な研究報告書は10の深刻な事象を載せており、そのうちの3つはおそらくオセルタミビルによって分類されたものだった。苦労して、業界と非業界の試験を漁り、彼らは、BaselにあるRoche本社がリストに載せていなかったRoche上海による1つの大規模試験を発見した。
規制された文書を調べることで、彼らは、オセルタミビルの最も大きな第3位相試験(未発表)が調整された文書ではほとんど触れられないことを知った。

これからは、彼らが言うには、レビュワーは未発表の試験だけではなく、出版の偏りについての懸念は常に焦点になるが、ピアレビュー誌に発表されたすべての未発表のデータにもアクセスできるようにする必要がある。レビュワーは、全体の試験計画を評価する必要があるので、新しいツールや方法が必要だ。試験報告が不完全な場合、レビュワーはthe drug regulatorsからレポートに目をむけなければいけない。Cochrane reviewの筆頭著者であるTom Jeffersonが我々に言ったように、「これはPubMed、EMBASEへのさよならだ」

レビュワーは、Cochraneサイトにこのレビューのための新しいスタイルの議定書を掲載した。そして仕事の巨大さを受け入れて、それほどのタスクが伴うかを記録している。
しかし、それはそのような英雄的なアプローチはヘルスケアの全体で支えられないということと、研究社と監査機関によって資源の制約が与えられるということは誰にでも明らかでなければならない。
試験からの生データは自由に入手されるべきだということが、唯一の真の解決方法のように見える。

An-Wen Chanが彼のeditorial(p.117)で同意したように、ジャーナルはこの現象を行わせるという明確な役割を担っている。医学雑誌編集者国際委員会まで数ヶ月。これは、委員会の議題になるだろう。

2011年1月20日木曜日

BLDSCへの文献複写依頼について

4月以降に、NIIを経由したBLDSCへの文献複写の依頼ができなくなるのでそのまとめ。

1.必要なもの
いずれの依頼方法でも
  • Customer Code(ユーザーコード番号)
  • Password(ARTパスワード)
が必要。

2.依頼方法
・メールでの依頼(ARTEmail)
定型文に沿ったメールを BLDSC 宛に送信。

・ARTWeb order formによる依頼
以下のURLにアクセスして、必要事項を入力の上、送信。
https://forms.bl.uk/artweb/index.aspx

・蔵書検索からの依頼(The Integrated Catalogue)
BLの蔵書検索 http://catalogue.bl.uk/ にログインして検索後、
必要事項を入力の上送信。

3.受付状況の確認
受付状況は、BLDSCから自動で送信される
"ARTEmail Replies Intray Transmission number: XXX"
という件名のメールで確認できる。(XXXは連番)

ARTEmailは何もなくても、毎日自動的に送信される。
結構うざいけど、迷惑メールではないので振り分けないように。

4.支払方法
支払方法は、従来通り、代理店を通じた支払。

5.代理店
丸善:BLDSC文献コピーサービス
http://kw.maruzen.co.jp/ln/dd/dd_bldsc_main.html

紀伊国屋書店:BLDSC文献複写サービス(利用登録済みの方へのご案内)
http://www.kinokuniya.co.jp/03f/denhan/bldsc/topics.htm
マニュアルや新着情報などサポートが充実している。Reply Codeの訳あり。

2011年1月14日金曜日

図書館内環境美化チェックリスト

巡回などの際に気をつけるべきこと。

閲覧室
  • 電灯が切れていないか
  • 床にごみが落ちていないか
  • 椅子が乱れていないか
  • 机に消しゴムのカスが散乱していないか
  • 温度は快適に保たれているか(夏28℃、冬20℃)
書架
  • 請求記号順に並んでいるか
  • 本の背が手前にそろっているか※館によっては背をそろえるのではなく、一律に奥に入れるところもあるらしい
検索用パソコン
  • 初期画面になっているか
  • キーボード、マウスが整頓されているか
カウンター
  • メモ用紙が切れていないか
  • パンフレットが乱れていないか
  • 文房具やメモ用紙入れが整頓されているか
  • 申請書が切れていないか
トイレ
  • 床にごみが落ちていないか
  • トイレットペーパーが切れていないか
  • 洗面所に水が飛び散っていないか